とりま深呼吸

育児ログと雑記です

僕らの一番近い海

私には毎年行きたい海がある。

 

そこには遠い異国の街がある。

 

大人も童心に帰る冒険がある。

 

恋人と一緒に見ていたい夜景がある。

 

 

 

 

20周年のその日は、曇り空だった。

 

僕は3歳の娘と、ゲートを抜けた。

 

アクアスフィアが、「久し振り!」と、

 

僕らに話しかけてくるようだ。

 

 

 

 

僕は娘の手を引き、他のゲストたちの

 

列に並ぶ、キラキラの輝く衣装を着た

 

メインホストと、記念撮影するのだ。

 

フォトグラファーのキャストの撮影は

 

子ども一緒にだし、とても貴重だ。

 

メインカット以外も別カットで

 

たくさん撮ってくれるのが、嬉しい。

 

フォトグラファーキャストがいる時は

 

必ず利用するようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

僕らの番がくると、

 

娘が駆け寄って、ハグする。

 

赤い水玉のスカートと、耳のカチューシャを

 

つけた娘の興奮もすでにマックス。

 

僕も握手して、ハグする。

 

近頃、妻を抱き寄せることすらないけど、

 

無意識に、ハグしてしまうのは、

 

久しぶりに会った友人への挨拶なのだろう。

 

 

 

 

 

今日最大かつ最重要のタスクをこなし、

 

娘の手を取り、ミラコスタ通りに足を向ける。

 

娘ために風船を買い求めた。

 

いつもなら、風船は帰りに買う。

 

でも、今日はお祝いの日だから、特別だ。

 

 

 

 

 

メディテレーニアンハーバーをめざし、

 

ホテル・ミラコスタの下を、くぐる。

 

手を離し、走り出す娘を追いかける。

 

ハイ。この瞬間が今日のピークです。

 

いまから、メインエリアに入っていく。

 

ワクワク感、喜び。その多幸感で、

 

父の頬はユルユルになっている。

 

 

 

 

 

 

あとは娘の好きなアトラクションで、

 

好きなだけ遊ばせ、付き合うのだ。

 

前回の経験を糧に、酔い止めを飲んで

 

対策は万全である。

 

アクアトピア5連続でもなんでもこい!

 

 

 

 

 

ちょうどメディテレーニアンハーバーでは、

 

タイム・トゥ・シャインのグリーティングが

 

始まるようだ。人の列に混じって、観覧席へ向かう。

 

ミッキーと仲間たちの登場に、

 

舞い上がる娘の写真と撮り、LINEで妻に送る。

 

 

 

 

 

 

メディテレーニアンハーバーと後にして

 

アメリカンウォーターフロントへ向かう。

 

今度はお目当ては買い物をしたいらしい。

 

マグダックス・デパートメントストアを

 

端から端まで、見て回る娘について回る。

 

とりあえず、欲しいものはカードで買い、

 

ホテルに配送してもらう。ホテル宿泊神。

 

 

 

 

買い物に満足したら、次はトイマニだ。

 

上の娘は、入り口のウッディーが怖くて

 

入れなかったが、全然気にならない。

 

毎回まだ一人で遊べない娘のサポートだ。

 

 

 

 

 

次はポートディスカバリーを目指す。

 

エレクトリックリールウェイを

 

使ってもいいし、元気なら徒歩。

 

途中ケープコッドで、

 

ダッフィーグッズを買い、天気が良ければ、

 

トランジットスチーマーラインで、

 

海を一周すると、最高に気持ちがいい。

 

 

 

 

 

のんびりして、居心地のよいエリアを

 

後にし、うきわまんを食べつつ、

 

僕たちのマリーナ、ポートディスカバリーへ。

 

娘は、アクアトピアが大好き。

 

体力限り付き合い、休憩。

 

 

 

 

ホライズンベイ・レストランで、

 

しっかり食事をとり、体力を回復。

 

天井の高い店内の窓から日差しが

 

差し込んでくる。少し晴れて来たようだ。

 

 

 

 

ここからが体力勝負。

 

海辺から、プロメテウス火山に向かい

 

ミステリアスアイランドを抜けていく。

 

 

 

今日は行けそうだと思ったら、

 

一気にアラビアンコーストまで歩く。

 

ジャスミンのフライングカーペットに乗り、

 

シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジの

 

船旅を楽しむ。いいアトラクションだ。

 

 

 

 

 

 

コンパス・オブ・ユア・ハートを

 

口ずさんみながら、

 

マーメイドラグーンに足を向ける。

 

ミスティックアイランド辺りから、

 

すでに娘は歩かなず、抱っこしている。

 

 

 

 

 

雨が降って来たら、

 

すぐマーメイドラグーンでもいい。

 

中は、子ども遊び場パラダイス。

 

好きなだけ遊ばせるられるが、

 

コロナ禍で昔ほどではなく残念だ。

 

小腹空いたら、休憩。

 

セバスチャンのカリプソキッチンで、

 

軽食をつまむ。出口のお手洗いを済ませる。

 

 

 

 

 

マーメイドラグーンを出ると、

 

だいぶ日が傾いてきている。

 

ソアリンの長い列を横目に

 

メディテレーニアンハーバーへ歩く。

 

 

 

 

街灯に明かりが灯りだしてきた。

 

娘とこの景色を観れた満足感で、また明日から頑張れる。

 

娘を肩にのせ、ミラコスタをうっとり眺めていると、

 

娘に思い切り顔蹴られてた。

 

 

 

 

 

 

目を開けると、僕は寝室にいた。

 

どうやら、娘を寝かしつけてながら寝てしまったようだ。

 

壁の時計が、夜中の1時を指している。

 

日付がまわって、9月4日だ。

 

もちろん、チケットは取れない。

 

明日は、臨海公園に娘たちと出掛ける予定だ。

 

幸せそうな顔で寝ている娘に布団をかけ、

 

自分のベットで夢の続きを楽しむとしよう。