とりま深呼吸

育児ログと雑記です

書評/マンガ『島耕作』に学ぶ人生に効く「切り返し」術

悩める大人必読の名著のエッセンスが凝縮。

島耕作の「切り返し」術で、困難を乗り越えよう!!

 

どもパチです。ふらっと入った書店で、立ち読みしてそのまま購入してしまいました。

職場の人間関係に悩んでいたぼくに、とてもよい処方箋となりました。

 

突然ですが、 

あなたが考える、学生時代にやっておくべきことは何ですか?

 

学業以外に、旅、読書、バイトなどなど、学生時代だからできることってありますよね。まとまった休みが取れるから長期で旅ができるし、時間があるからたくさん本が読める、バイトで人と社会を知ることができる。読書は字の本ばかりでなく、マンガもたくさん読んだ方がよいと思います。マンガは簡単に読め理解しやすいので、素晴らしいツールです。マンガもたくさん読みましょう。

 

『ワンピース』や『キングダム』などは、もはや現代のビジネス書です。
ルフィの冒険や信が天下の大将軍に駆け上る姿を、現代のあなたに置き換えてもみると、素晴らしい処世術に早変わりしますね。

 

ぼくが、学生時代にやり残した後悔の一つは、『島耕作』を読むことでした。

就活前には読み終えていなければならない、人生の課題図書です。

 

島耕作にはビジネススキルが全て詰まっていると言われています。

人生でも必要不可欠ですが、特に会社という組織の中で生きてには、対人スキルが重要です。組織の中では、自分ひとりでは何もできません。

 

頼るべき上司はガチャのようなもので、誰もが素晴らしい上司に恵まれるとは言えません。自分の置かれた環境で、無理をしすぎず、周りに迷惑を掛けず、自分と周りの幸せにしていくために、『島耕作』のエッセンスは、ハタ膝の気づきを与えてくれます。

人生の事前学習のためにも読んでおくべき名著です。NHKの「100分de名著」で取り上げて欲しいくらいです。

 

マンガ『島耕作』に学ぶ人生に効く「切り返し」術

<目次>

はじめに コミュニケーションは、「切り返し」でできている

第1章 相手の心を動かす切り返し術

第2章 成果をあげる切り返し術

第3章 仲間を巻き込む切り返し術

第4章 トラブルを乗り越える切り返し術

第5章 立場にとらわれない切り返し術

第6章 人生を豊かにする切り返し術

解説 人生は切り返しの連続

 ◆

 

 

そもそも「切り返し」とは?

 

 
切りかかって来た相手逆に切りつけること。
剣道で,相手正面および左右の面を交互打ち相手はそれを受ける練習法。
相撲決まり手の一。相手の膝の後ろ側に自分の足を当て,それをてこにして後方に倒す技。
田の土を細かに耕すこと。田ほどき。
樹木剪定せんてい法の一。脇(わきえだ)をすべて切りつめるもの。
映画における演出法の一。対峙する被写体交互提示すること。
議論などで,相手言い返すこと。 「 -がうまい」
 
 
--受けの技ですね。受け身になりやすいぼくにとって、受けのバリエーションが増えるのは嬉しいです。

 

““ 考えてみると、人生は「切り返し」の連続です。<中略>つまり、人生は自ら「切り開く」ものではなく、うまく切り返すことで「切り開かれる」ものなのです。””

本誌/はじめに より

 

ぼくはうまく返せているのか? 会話のキャッチボールが下手を言われており、多少の自負はありますが、うまく切り返せていないから今自分があると再確認できました。

 

では、本誌より島耕作流の切り返しのコツをいくつかご紹介します。

  

恥は「かかない」より「かかせない」

誰かと一緒にいるとき恥はかきたくないもの。でも、自分より相手が恥をかかないように気をつけろ。とのこと。相手のことを思いやることで、打ち解けることができ信頼も深まるのですね。

 

相手のミスは、近くチャンス。

謝罪に訪れた飲み会場で裸踊りを断り、場の雰囲気を悪くしてしまった島に、代わりに裸踊りを披露した上司の中沢が島の謝罪に切り返すセリフが、超男前!上司にこんなセリフ吐かれたら、惚れてまうヤツやろ!!

 

「ひっくり返す」と、「気づき」が生まれる。

「表」は誰もが気づきもので、本当の「気づき」はひっくり返さないと見つからないと述べられている。広告制作の現場でも表現やキャッチコピーのアイディアを考えるときに、ネガティブをポジティブに変換することで、生まれる切り口も多いので、共感します。

 

「ウソ」をつくなら、幸せになる「ウソ」を。

ウソはときにコミュニケーションを円滑にすることもある。ウソをつくなら自分を守るのではなく、相手を喜ばせるウソをつこう。

 

「相手」より、「自分」を変える方が楽。

 相手を変えるのは難しいですが、島耕作は「変化のできる人」で、柔軟に切り返すことで、どんな時も切り抜けてきました。

 

ぼくも、仕事や人生で、自然に島耕作的な切り返しが、できるようになりたいものです。まだ島耕作を読んでないあなたはぜひ!!