木曜日、午後休取り汐留へ向かった。
東京アドミュージアムで広告賞展が開催されている。
やる気がでない、心の夏バテなぼくに、光り輝くTCC賞の広告たちは、最良のクスリ
であり、心のガソリンだ。
ぼくは仕事に、人生に疲れていた。。。
いきなり重たい入りだが、要は気持ちの問題なんだ。
さて、TCC賞とは、東京コピーライターズクラブ(TCC:東京を中心か活躍するコピーライターやCMプランナーの団体)が、その年の優秀な広告作品を選出するものだ。
ぼくは、印刷会社の制作部でディレクターとして働きはじめ、コピーライターという職業に出会った。宣伝会議のコピーライター講座に通い、TCC賞展にも行くようになった。
広告は、元気をくれる。
広告は、ただ商品を紹介するだけではない。人生を応援してくれたり、クスッと笑わせてくれたり、感動させられたりする。
コピーは、描写ではなく、解決だ、と言われる。ただ、商品を説明しているコピーは響かない。受け手にとって、どんな恩恵があるか、新しい解決方法を提案すると、良いのだがなかなかそれが難しい。
今年のTCCグランプリは、考えさせられる広告だ。
奇妙なモノを持ち歩いているもんだ
お金ってなんだろぅ
いいコピーって、受け手を巻き込む。キャッシュレス化が急速に進む中、そもそもお金、実際の貨幣の意味を考えさせる。お金ってなんだろぅ。娘の夏休みの自由研究のテーマにしても一緒に考えても面白いかも。
昼下がりのさけるグミ
(井村光明/さけるグミ)
このシリーズ広告は、面白い。バレンタイン篇の切り口は、思わず食い入ってしまう発見だ。それぞれに商品への着地がきれいに設計されている。商品認知から、商品好きになってもらうまで緻密に設計されている。去年のグランプリも面白かった。お菓子だから、メインターゲットが子どもから大人まで。面白いコピーは、子どもに向けたお菓子広告が多いと思う。自分が子供の頃見た、湖池屋のスコーンとか、ポリンキーとか、ねるねるねるね、とかヤバかった。うちの娘はさけるグミが大好きです。テレビの広告を見たことはないと思うけど、ぜひ感想を聞いて見たい。
キッカケなんて、春でいい。(TCC賞/山根哲也/ホットペッパービューティー)
いい年になっても、青春モノに弱いのは、なぜだろう。ジャストのターゲット層でなくても、その記憶がある人にも効いている証拠だろうか。
うち1階なのに負担同じなんですか?
(栗田雅俊/カシワバラコーポレーション)
「みんなのいえ」的な巻き込み方、エンタメ感が好き。マンション修繕はめんどくさい、でもコミカルに絵ががれているから、困難に対してチームとしてまとまり、向き合っていけるようになるのかもしれない。
♪つるつる音をたてながら
おなたはどん兵衛すすってた
(福部明浩/日清どん兵衛きつねうどん)
吉岡里帆がとにかく可愛いしか入ってこない。店頭できっと吉岡さんがぼくにどん兵衛を選ばせるだろう。可愛い子に弱い男性に効果抜群の刷り込み型の恐ろしい広告だ。
小栗旬のかっこよさと吉岡里帆のかわいさのおかげでだいぶ元気になってきた。コピーライターの広告賞のなのに、言葉の話が少ないので、つづきは後編で、、
8月あと2回は行きたいなぁ。